2009年1月30日金曜日

”憂いの季節”



ちょっと前、確かananかTokyo Walkerに、エレファントカシマシの宮本浩次のこんなインタヴューが。
ちょっと長いのですが。。


「長らく同じメンバーでバンドを続けている間に、レコード会社をクビになったり、『解散かな』なんてことも、まぁ、あったわけですが、いろんなことを経て、『俺たちの明日』という、正々堂々と歌える歌が作れたことがまずデカイです。
そして確かにそれからというもの、僕らの歌が、ゆっくりと、ゆっくりとですよ、届き始めているという実感はあります。ありますが、ダーッ!とこう一気に広がったというのでもない。なにかみんなが、このベテランに、期待をしてくれている。『誠実さと力強さを兼ね備えた人たちだ』という捉え方をしてくれている。そういう言う感じはいたします。身が引き締まる思いです、ホントに」

「やっぱり誰もが、前向きな思いを喚起してくれるものを聴きたいし、作りたいと思っている。ただ、誰だって、いつも『さあ行こうぜ!頑張ろうぜ!』という気持ちなわけではなく、”憂いの季節”もあるわけです。今回の歌詞でいえば、『俺しか知らない明日へ今すぐ飛んで行けるはず』(なんだけれども、ま、しかしどうなんだろう、、)みたいな。そういう、人生にはいろんな”時期”がある、という思いで歌っております」


話すときに表現される言葉と、感じていること考えることが一致している感じがして、思わずメモ。
嘘がないというか、自分に正直に向き合っているというか。素敵だと思います。

大学生の時に夏のあいだ、国立西洋美術館でアルバイトをしていたときに、宮本浩次を一度見かけたことがあります。なにかの取材だったのでしょうか、「前にここに来た時に大きな声で話しているのを注意されてしまった」と館内に響く大きな声で話していました。

0 件のコメント:

コメントを投稿