2010年4月11日日曜日

王城にて


数か月に一度の割合で喫茶店に集う会。今回は上野の「王城」でございます。ランプの下のところが魚だったり、珈琲を頼むとクリームや砂糖がはいった銀食器の中に惚れ薬がまざっていたり椅子がゴブラン織りだったりする素敵な空間なのだけれど開放的で入りやすい雰囲気。隣の席ではおじさまが膝にのせた新聞を読みながら、手にナイフとフォークを持ち200円のホットケーキを食べています。

木賃宿や赤線などの言葉をいちいち意味を説明することなく使え、また何気ない日々の現象を言葉で切りとる人たちなのでとりあえず思いついたことをひたすら話して情報交換。最近読んでいる本、写真をプリントする楽しみや女性誌表紙の目線についてなどなど。

そんな話題のひとつが小学5年生にして「ナポレオン・ダイナマイト(バス男)」にハマっている男の子。文化系男子の希望の星。その子と2人で手話のシーン(↓)を再現するという友人。10歳前後の友人の息子と年の差など関係なく接することができるというのは理想的。


Napoleon Dynamite_Happy Hands Club

5月に1歳になる甥も週末の旅行でいろいろな人と出会った結果、「照れる」という感情を覚えて帰ってきたらしい。やはり人間は社会的動物なのだ。

2010年4月4日日曜日

切手と国産ロック



アルゼンチンの切手をもらった。なにかを蒐集するのは苦手だけれど、見れば見るほど実は切手ってすごく素敵。

最初はふーんと思っていた「切手帖とピンセット」(国書刊行会)も、今や近いうちに買うだろうと確信している本。執筆陣も豪華。1960年代、切手が一番輝いていた時代に同じクラスの子がこんな素敵なコレクションを持っていたら。。たぶんとてもうらやましくて盗んで自分のものにすることだって1分くらい考えてしまうかもしれない。

アルゼンチンの国産ロック音楽のみをかけるFM、MEGA98.3。日本ではまず耳にすることのない類の音楽がインターネットで聞けるのが嬉しい。個人的にはアルゼンチンはタンゴというよりなぜかロックのイメージがある。