2009年10月15日木曜日

物見遊山(2日目)


伝統的中国式庭園、豫園。このエリアに来るとさっきの外灘の洋風な景色からは一転、中国らしい雰囲気になる。そろそろお腹も空いてきたので、南翔饅頭店で名物、小龍包を食べた。1900年創業のこの老舗の小龍包は「上海大腕」で藤井隆が食べていたのを見て絶対食べようと思っていたのだけれど、すごい行列。

気温はまだまだ寒くて厚手のコートの中で身体を縮めて待つ。お店の横から噴き出している真っ白い蒸気。すぐ後ろに並んでいる中国人の女の人は何度も何度も私の肩から顔をのぞきこませていた。その距離10センチほど。せっかちだなー。中国全土から観光客がやってくる豫園。行列の横をみんなおそろいの黄色や赤の帽子をかぶったおばさんたちのグループが同じプラスチック製のショルダーバッグをかけて賑やかに通り過ぎていく。やっとたどり着いた小龍包は本当においしかった。

そのあとは庭園の中を見学。映画や写真の中の中国の古い家に憧れていたけれど、はじめて本物を見た。ゆったりした空気。辮髪の李連杰が私の心の目には見えたよ。でも、バイクのクラクションやおしゃべりの聞こえてくる路地を庭園の塀から覗くとそこは現代の中国。狭くて汚い食堂や独創的な方法で干してある洗濯物が見える。



家楽福、すなわちカルフールに行こうとあるホテルのインターネットで場所を調べた。利用料金がすごく高くて、しかも印刷するとさらにお金がかかるのに間違えてたくさんページが印刷されてしまってあせっていると、担当のお姉さんが「もったいないから本当に必要なページの分のお金だけでいいよ」と言ってくれた。優しい。

スーパーマーケット家楽福は地下鉄中山公園駅に直結していた。お土産用にとライチ味とキュウリ味、そしてブルーベリー味のポテトチップを買う。独創的。お惣菜のコーナーが充実していておもしろかった。味見させてくれるし。気にいったものを少し買って夕飯にする。

そして、帰りに出会ったのが澳門莉蓮蛋撻餅屋(リリアンケーキショップ)のエッグタルト。アツアツでサクサク。へぇ。やっぱりこうやって表現するんだね。

2 件のコメント:

  1. 臨場感溢れる旅日記ほど、面白いものはありません。
    ましてやムッシュー南。私もずーっと観てました。

    なんとなくツボが同じなきゃしぃさん。

    もうすぐエジプト??エジプト日記も楽しみにしてます。

    ちなみに我が家の娘は、NHKのツタンカーメン特集にはまって、サントリーBOSSのコマーシャルにクレオパトラが出ていても”アンケセナーメン!!”と言ってます。

    すごいのか?おばかなのか?わかりません。

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  2. 霊厳寺さん

    すごいすごい!娘さんすごいですよ。
    ツタンカーメンに興味を持てる女の子。いいと思います。

    ムッシュー南、もういちど戻ってきてほしいですよね。
    エジプト行ってきましたよ。おもしろかったです。書きたいことがいっぱい!
    でも、上海旅行記途中のまま行ったのでまずそれ終わらせないと。。

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