2009年8月28日金曜日

Final Destination

運命とは「偶然の必然を肯定する」こと。



前に買って放っておいた『王家衛的恋愛』という本を読んだ。予想外におもしろくて、「わかってるねー」と過去の自分を誉めたくなる。

香港という都市空間の「終わりなきトランジット状態」という説明に妙に納得。

幼くして父と兄弟を残して上海から香港にやってきた王家衛が「恋する惑星」で描いた90年代の香港と飛行機。旧香港国際空港、啓徳空港のころ香港に住む人たちにとってビルすれすれに離発着する飛行機の姿は日常だった。「未知の『外部』を夢見て故郷を離れる欲望と、逆に故郷を『外部』と見なし狂おしい故郷の念に駆られる」、トランジット空間の香港。

最終目的地はどこ?



最近寝る前に自分の本棚からあふれでてる本を見ながら、全部売ったらどこまで行けるだろうと思う。さすがにブエノスアイレスまで無理かな。



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