といっても、本当のサンパウロは地球の裏側。
私が行ったのは東京の浅草のサンパウロ。
バナナジュースを飲みながら、ケストナーの『エーミールと三人のふたご』を読んでいたのだけれど、
(浅草のサンパウロでベルリンの話を読むってなんだかごちゃごちゃしてていいと思う)。
こんな記述があってうれしくなってしまう。
「ぼくは、市電の一七七番に乗って、シュテーグリッツに行くところだった。
べつに、シュテーグリッツに用事があったわけではない。
ぼくは、自分が知らない、知り合いもいない町を散歩することが好きなのだ。
そうすると、なんだか外国に来たような気がする。
そして、しんそこひとりぼっちでさみしくなると、急いで家に帰って、リヴィングでとっくりとコーヒーを楽しむ。」
そうそう。これが、おひとりさまの醍醐味。
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