2011年9月23日金曜日

Café la Habana

レイナルド・アレナスの自伝的作品「夜になる前に Antes que anochezca」をもとにした映画にでてくるハバナのシーンのいくつかはメキシコのユカタン州のメリダで撮影されている。

そんなメリダのセントロにあるのがCafé la Habana。たぶん50年代から営業しているこの店のウェイターは驚くほど愛想がないし、とりわけサービスがいいわけでもないのだけれど、24時間営業で、無料でwifiもコンセントも使えて、割としっかりとしたコーヒーが飲めるし、ちゃんとスイカなどの生のフルーツジュースもあって、かつ、手堅い味の軽食の種類もかなり豊富で、値段も普通、しかもテーブルには小さい観葉植物まで置いてある。これだけやる気のなさそうなウェイターのおじさんたちがどうやってこの居心地のいい空間を維持しているのかは常に疑問に思っているのだけれど、やる気はないけれど仕事はしっかりきっちりやるというのがわたしには理想的で、東京にもあったらいいのにといつも思う。

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