2010年2月9日火曜日

HER ABCENSE FILLED THE WORLD

先週の日曜日に新宿で観たのは「中川家の立ち話」。テレビそのままの中川家がでてきた劇場は思いのほか小さくて、不思議な雰囲気だった。生、ライブ、臨場感。音楽のコンサートともまた違う。

途中からでてきたゲスト、ハリガネロックの節約話はおもしろいというよりも感心する話。ただ、2、30円を節約するためにわざわざ近くの金券ショップでクーポンのようなものを買ってからマクドナルドに行くかというと、大きな疑問。凝り性なのだろうと思いつつ、常に男性の凝り性ほどめんどくさいものはないと切って捨てる友人を思い出した。その友人はとくにこだわりだらけで説明の多い「男の料理」を嫌う。

木曜日。去年の5月に産まれてハイハイを覚えたばかりの甥にひさしぶりに会いに行こうか考えた。妊娠して産んだはいいけれど育てられないので姉夫婦に育ててもらっている実の子に会いに来たような気持ちで、だれも見ていない時にこっそり甥を抱いてみようかと思ったけれど、考えを変えて東京国立近代美術館に行くことにした。この前こずえさんが東京に来たときによかったと言っていたので。ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える、そしてドローイングは動き始めた…William Kentridge What We See & What We Know Thinking About History While Walking, and Thus the Drawings Began to Move。



なにか大切なことだったような気がするのに不明瞭であいまいな夢の記憶が蘇えってくるようなおもしろさ。

そしてこの前の日曜日は、2月20日から公開のメキシコ映画、ルドandクルシのイベント。最近活躍しているメキシコの3人の映画監督、アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギジェルモ・デル・トロが設立した制作会社、チャチャチャフィルムズの一作目、RUDO Y CURSI。こういうイベントって内容がグダグダのことも多いけれど、メキシコの地ビールCerveza Tijuanaを1本とメキシコ料理で1500円。野谷文昭先生のお話も聞けて満足。あまり日本で食べたメキシコ料理をおいしいと思ったことはなかったのだけど、もう一度食べてみたいと思った。どこのお店で食べられるんだろう?最後にはRUDO Y CURSIの劇場鑑賞券も抽選でいただいて払ったお金以上の利益を得て帰ってきた。メキシコのスペイン語が楽しみ、güey!!

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